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陽のあたる場所 4

不定期更新ですが ブログ小説を始めます 興味ある方は読んでください
なお、完全空想ですから物語に関しては
私と一切関係ありませんので
ご了承のほど お願いします

タイトル3

エピソード 4  ~偶然な出会いは必然的に~

穏やかな天気の中 勇司が配達先に向かっている途中で 一台の高級外車が道の路肩で

止まっているのに気付いた そこには携帯電話を抱えてあたふたしている女性がいた

ハザードも出さずに止まっていた外車に 勇司はいらっとした 『後続車に危ないじゃないか 

追突されたいのか!』勇司は外車の前に営業者を寄せて車から降り、注意しようと女性に

話しかけた 言いかけた習慣 女性から『助けてくださいませんか!』と困り声で先に言われて

しまった 『どうしたんですか?』 『急に バーンと音がしたと思えばハンドルがガタガタと

ふらふらして とても恐くてここに停めてしまいました 左のタイヤがなんか変になりました』

『えっ!それはまずいんじゃ・・・』勇司が左タイヤを確認するとパンクなのかバーストして

しまったようだ 『これはパンクですよ もうタイヤはくちゃくちゃですから交換しないと』

女性は『今、自動車屋さんに電話したら置留守のようで。』知り合いの自動車屋さん頼みです

から誰も頼れなくて どうしたらいいでしょうか?』 勇司は『』JAFさんに聞いてみたら

そうですか?』 と言えば『それはなんですか?でも今から急いで、ある所に行かないと・・』

勇司は時計を見ながら 『まずいな ちょっと納品遅れてしまうかな 飛ばせば大丈夫か・・』

とつぶやき、 『とりあえず ハザードランプつけましょう 危ないですから  よければ僕が

スペアタイヤと替えましょうか?』と言った 女性は『 ありがとうございます 車のことは

全く分からなくて すいません すいません』 と無理にもお願いした 勇司は車いじりが得意

だから タイヤ交換は造作もないことだ しかし 外車では少しばかり戸惑った 時間もかかり

納品のことを考えれば 『しまった 間に合うかわかんないぞ』 マジ顔になりながらも懸命に

交換でき 『終わりました あとは車屋さんに行って修理してもらってください』 そそくさ

と営業者に乗って行こうとする勇司に女性が御礼を言った 『ありがとうございます なんて御礼

を言ったらいいのか?お仕事中 ありがとうございます』 車越しに窓から勇司は 

『困っていらっしゃったから でもこれで用事間に合いますね 僕も納品しないとなりませんから

急ぎます 失礼します』 と出発しようとすると 女性は 『あのー・・御礼をさせてください』

と財布からお金を出した 勇司は『結構ですよ 急いでいますから』と断った 女性は『いや それは

駄目です あっ あのー せめてお名前だけでも?』 『田代 田代勇司といいます では!』

勇司は旋風のごとく スピードを勢いよく出して行ってしまった 女性は『田代さんか・・・・・

素敵な方だったな』 勇司から名前しか聞きだせなかったが いつか御礼をしたいと思ったと同時に

胸が熱くなった タイヤ交換をしている間 勇司のマジ顔で交換している姿に ドキッとした

同時に勇司の営業車の看板に目を配り 会社名と電話番号をメモに記した 

車を停めてタイヤを見たときに パニックになった 初の体験だ なじみの自動車屋にも

電話が繋がらなく 仕方なく通りすがりの車に手を振り 助けを求めたが一向に止まってくれな

かったことに 正直悲しくなっていた最中 知り合いに電話しようとしたいた時 運送屋さんが

止まってくれた そのことに感激を覚えた 勇司からしてみたら 危ないから注意しようとしたのが

きっかけではあったが 女性にしてみれば ありがたいばかりの話 『勇司さん 年齢は

いくつぐらいかな?私と同年代ぐらいかな? かっこよかった』少しぼーっとしていてから

『はっ!やばい 急いでいかなきゃ』 急用があった女性はスペアタイヤを取り付けた外車を

飛ばして目的地にかけ急いだのだった 今年買ったばかりのBMWを飛ばした

女性は 名を早苗といった 早苗は結婚して5年 夫は10歳上で同じ会社勤めで知り合う

しかし 夫は社命で海外に単身赴任となってしまう 

昨年から勤める社の方針で海外に拠点を移しての勤務 今の円高の影響がある

夫と一緒についていくつもりだったが すぐ帰ってくるかもしれないからと 家も購入したこともあり

ここに留まることになった ゴールデンウィークに帰ってくる予定で心待ちにしていたが仕事の都合で

帰れないと聞いた時は心が折れそうになるぐらい 悲しかった 異性の友人はまあまあいるのでお茶を

飲んだり 習い事をしたりで 退屈もそうしなかった 夫が某上場Ⅰ部の会社勤めで経済的には裕福だ

これといった才能があるわけではないが 家事をすることが大好きで特に料理には自信がある

人をもてなすことを 親から教えられて いまでも茶法は続けている 今日は大事なお茶の会があり

向かっていたところだ 世間でみれば セレブに分類される家柄である また、年齢は勇司と近いと仕事で

30歳をとうに超えているが 可愛らしい感じの印象なので実年齢より必ず若く思われる おっとり感が

あり、少々天然ぽいとこが また彼女のいいとこだと友達から言われたりするが 女を感じさせる女性

であり 色気に翻弄される男は少なくない 勇司も実は早苗の車を治して仕事に戻ってからは 彼女の

ことが頭からしばらく離れなかった なぜか解からないが 心がびっくりするぐらい踊っていた 高鳴り

だ あーあ 彼女に名前聞かれた時 もっと話せばよかった あっ!名前しか言ってないじゃん 

彼女はなんていう名前かな? 穏やかな6月の出来ごとだった(続く)
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陽のあたる場所 3

不定期更新ですが ブログ小説を始めます 興味ある方は読んでください
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タイトル3

エピソード 3 ~10年目のヒビ~

勇司の妻は看護師で名前は裕子という 総合病院で12年勤めていてベテランの域に入るぐらいだ

大学の看護課を卒業して国士免許を取得して某市の総合病院に就職した

いわゆる幹部候補である  そして性格は真面目で潔癖症 を地で行く女性だ

学生のころからも 異性とお付き合いをしても、少しでも嫌な所が目につくと

想いは長続きしなくて すぐ別れを切りだしてしまうタイプだった

裕子の方から振ってしまうのだ 容姿は抜群でファッションにも敏感な方だ

美人であって 男性には人気が とにかくあった 周りの男はほっとかなかった 

先読みする癖があり 行動する前に結果を出してしまう性格は 自分でも治したいと

思っているが持って生まれたものはなかなか治らない 茶髪男性が嫌いでチャラ男や草食系男子

をひどく嫌っている 今でもそうで、患者でもその風体があれば潔く『男というのは・・』と

持論展開してしまう しかし 裕子の言葉にはいやみがなくて妙に納得してしまう 

そんな彼女は今では病院の中で 人気者であり 患者さんの頼りになっているところである

ぐらいだ また、化粧は薄いが異性をひきつける独特の魅力がある 

俗にいう フェロモンに近い  しかし仕事に十分な誇りを持っていて隙がない そんな彼女も

10年前に患者で現れた勇司に一目惚れをした 風邪をひいた勇司は裕子の勤める病院に治療に

きていた 町医者で診てもらってもなかなか治らないからだったが 肺炎になる一歩手前だった

即入院しなければならないが 仕事優先の勇司は拒んでしまう 結局は入院しなければ駄目な

ことが解かる勇司は聞き分けのない患者に思われるのだが 熱が高くて辛そうにしても一切

辛いことを言わなく 紳士であったことに裕子は感動してから 付き合いが生まれた

モーションをかけたのは裕子からだった 今迄にいないタイプ 待ち焦がれていた男であった

そう確信していた 入院中は彼の個室に入ってバイタルチェックをするのにもドキドキして

手が震えたぐらいだ 今まで何人も付き合い、もちろん初体験も済みだが 初恋のように

彼が愛おしかった 勇司も仕事一筋で彼女は何人もいたが 結婚までは考えていなかった

しかし彼女には病室で辛かったとき 熱心に看病してくれて、退院後も当時住んでいたボロ

アパートに来てくれて温かい食べ物を作ってくれたりしたことに初めて優しさというものに

感動した。 形は裕子に押し切られたスピード婚だが勇司も愛していった

お互いが忙しいのでデートはほどほどにであった 交際中も夜を共に過ごしたことは

数回ぐらいしか思い当たらないぐらいだが 仕事中心な二人にとっては

それはそれで満足だった 約1年間の交際で自然に結婚への流れとなった

二人の新居は2LDKの建てて間もないアパートに引っ越した

彼女の病院に近い場所に考慮してのことだった 新婚生活も勇司は朝は早く出勤して

夜は遅くまで残業していた 裕子も昼勤夜勤のシフトを変えなかった 

一週間のどこかで 何時間だけは一緒にいようという約束を交わした

それからいつか近い間に一戸建てを建てたら裕子は仕事を辞めて子作りと家事に従事すること

この2つの決まりがお互いの約束だった 

そして10年が過ぎ、未だ家は建てれていない 家の構想は忙しさに保留になっていた

裕子も病院勤務をして仕事に没頭してきて 看護師長の下のポジションにいる 

かなり 病院のスタッフや患者さん、後輩からは頼られる存在となった 

勇司と性格が似ているのかもしれない 責任感 正義感が彼女をいっそうと強くしていった

当然 夫婦生活は年々少なくなっていき、最近はほとんど皆無な状況である 

会話さえ 話題は仕事中心な話と勇司の今後のことばかりだ 最近はイラっとして話すようになった

仕事に陶酔している分、職を失った勇司を可哀そうと思える半面、

自分がしっかりしなければという責任感で勇司が立ち直るのを待っていた 

辞めた理由も解っているし勇司の判断にも納得している

しかし仕事から家に帰って勇司がだらしなくしていることに非常に不快感を感じるようになった

あれだけ自分が愛していた夫 こんな私でも猫のように手玉にとり可愛がってくれていた

とても癒してくれていて安心をくれた夫 それが今ではこの変わり様

裕子が描いていた勇司へのイメージ 理想の夫婦像とのギャップに 

憎しみさえ生まれてきてしまった 勇司が主夫をしてくれたときも

ありがたいと解っていても どんなに手作りでご飯を作ってくれても

残業で夜中遅く帰宅して 家に灯りが灯されていても 『おかえり』と声をかけられても

何故か、心から笑顔が作れなかった 不安感が逆に裕子を襲う

夫が家に居続けることにストレスが生まれてしまい 今の勇司の存在にとまどいを感じてしまう

愛しているはずだけど もう違うのかな? いや これは私の性格の問題だ 彼は悪くない

そう自身に言い聞かせてきたが 勇司の就職が運送屋に決まったときは正直嬉しかった

夫として立ち直ってくれるだろうと 心から思った反面 ほっとした気持ちがあった

とにかく毎日の病院勤務が激務で 身体を休めたい 心もこれからは穏やかになれる

そう、願いながら もうちょっと頑張れば 思い描いている家も建てることができる

目標とする貯蓄もたまるから  それを楽しみに・・・・ でも仕事は辞めたくない

自分がいた   (続く)

陽のあたる場所 2

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タイトル3


         エピソード2

2LDKのアパートから一戸建てに住むのが二人の約束だった

お互い頑張ってきた そのはずだった  勇司はそれを言われるのが最も辛かった

妻は忙しさといらだちも重なり、それを知る由もなかった 

逃げ出した公園では寒空の中 冷たいベンチを温めたことを

思い出すと泣けてくることがある 自分を失うことが恐く

そして孤独を感じていた時だった。この状況が3カ月に及んだ。

 働こうと思えたのは居場所とプライドを求めようとしたからだ 

家事は以前は妻と共同だったが浪人中は勇司がほとんどだった

夜勤帰りの妻には特に気を遣い 主夫をしていた

しかし それも脱したかった彼は職を選ばず 過去の栄光も捨てて知人を頼った

働くことに充実を求めたし、やりがいを求めた。

でも心のどこかにつっかえるものがあり商社でのエースの看板を背負いたいと願った

『オレのやりたいことはこんなんじゃない』

満たされない心の渦はまだ溶けなかった また家での妻への態度からか 

見放されたように感じたからか 家庭というオアシスからも少しずつ

気持ちが離れていった自分にきづいていた

そして 何かにすがりたくて 見いだせない自分がそこにいたのだった  (続く)

陽のあたる場所  1 プロローグ

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タイトル3


それは たわいもない日から始まった。初夏の陽気にしては心地よい涼しい風が吹いていた

最近の夏は暑さが異常なぐらいだ しかし今日はいらだつことない穏やかな日だった

勇司(ゆうじ)は以前勤めていた商社を人間関係から退社して運送業に勤めていた

今の不景気、なかなか就職も難しい 知人の紹介で一月前から働き出した

車の運転は元々好きで趣味も車いじりだったので 無理抵抗なくこの仕事につけた

しかし一日の配達量は半端なくて 勤めた最初は目が回るぐらいだったが少し慣れてきた

昨日までは暑さに堪えて『あーちくしょー!なんでこの営業車はエアコン効かないんだあ』

ブツブツとぼやきながら 自身で洗濯をしたハンカチで汗をぬぐった

仕事中、無駄な時間をすごしたり、さぼったりすることは彼の苦手なことで決して

しない それが彼のポリシーであり 正義であると思っている

懸命に配達先を廻りながら仕事を一生懸命 毎日こなしていた。

そうすることで、何かに焦る気持ちといらだちを存分に和らぎたかったのも

あったのだろう

しかし今日は 涼しく快適な日で 気持ちも幾分も晴れやかだった

 暑さに苦手な勇司は結婚して10年になる妻がいた

共稼ぎだから生活はそんなに厳しくはない しかし商社を辞めてからの職探しの3ヶ月間

妻には毎日小言を言われながら妻に食わせてもらうぐらいの生活だった

勇司は人一倍正義心が強いと自負するぐらいで商社でも頼もしい存在だった。自身も

それが誇りでプライドを重んじるようになった もちろん仕事もずば抜けて出世していき

商社ではエースと呼ばれるほどだった。新しい配属先の上司と揉めて持ち前の正義心が

今度は邪魔をしてしまい、転落してしまったのだ 上司の不正取引を知ることとなり

告発しようとしたが手段がストレートすぎて 保身を怠った結末だった

泥水をすすることのなかった自身のプライドを捨て切れず辞めることとなったのだ

しかし、就職先は簡単に見つからず 商社で知り合った会社からは圧力を恐れたのか

尋ねても門前払いでは もう今までのようにはいかない 『そこまでするのか・・・』

彼はどん底まで落ちて、就職浪人から数週間はハローワークにも通えずさまよう生活だった

妻も働いていて、市内の総合病院で勤務している 独身時代から続いているからもう12年

も看護師をしている 今までお互い仕事で忙しかったからよくわからなかったが、家にじっと

していて解ったことは 彼女もとても忙しい人だということだ 年々と共に重要な立場にある

ようで夜勤もシフトに組み込まれている 疲れて家に帰ってくることは多々あり

初めは良かったが勇司が家にいつもいることにイラっとして、小言を言われ、

そのうち八つ当たりをされる 付き合った時は穏やかな性格だったはずだが

仕事柄もあってか 今の勇司の状況からか厳しい口調が増えてきた

たまらず家にもいることができず 勇司は一日公園で過ごしたこともあった 

何かから逃げだしたかったのだ 浪人の3ヶ月間は彼にとっての修羅場であった
(続く)
プロフィール

けいぼーず

Author:けいぼーず
こよなく地元大垣市を愛する おっさんです 仕事は車屋さんです
車屋としてはスズキ・ジムニーが多い軽四駆が中心
趣味 お酒とおしゃべり 歴史探究 ワンピース購読
昔のロボット漫画(ガンダムZまで)観賞

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